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記念すべきアラベスクのデビューアルバム。メンバー左からカレン、ハイク、ミッシェーラです。しかし、結成当時はハイクの代わりにメリーという女性がメンバーだったそうです。結成時からのオリジナルメンバーはミッシェーラのみということです。 もともとセッションシンガーの集まりだったアラベスクですが、デビュー曲「ハロー・ミスター・モンキー」がディスコを中心に大ヒットしてしまったため(日本ではオリコンチャートのトップ10にチャートイン!)、急遽この3人組でアルバムを出すことになった様です。 当時の一大ディスコムーブメントに乗って大ブレイクしていたミュンヘンサウンドが満載。キャッチーなメロディーと、一聴して覚えられるほど繰り返されるサビはまさにディスコの王道! このアルバムからは「ハロー・…」の他、「フライディ・ナイト」、「フライ・ハイ」がシングルカットされてます。 |
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この第二弾アルバムからサンドラとジャスミンが加入(ハイク、カレンが脱退)!アラベスクと言えばやっぱりこの三人です。とは言うものの、このアルバムには旧メンバーでの録音が3曲含まれています。そのせいか、収録曲もバラエティに富んでいます。メインボーカルのサンドラはアイドル的要素が強く、声質が甘ったるくて幼いせいか、旧メンバーの曲の方が大人っぽく聞こえてしまうのは私だけではないと思います。でも、そこがサンドラの魅力なんですけどね。 シングルカットされたのは「今夜もロック・ミー」と「ペパーミント・ジャック」。「今夜も…」は当時かなり玄人受けする曲としてDJや音楽関係者の間で話題になりました。「ディスコ・フィーバー」と「ルシファーズ・ラバー」はそれぞれシングルのB面に収録されていたもの。こちらもかなりディスコプレイでは人気を集めました。アラベスクの作品中もっとも実験的なアルバムだと思います。 |
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二度のメンバーチェンジでようやくサンドラ、ジャスミン、ミッシェーラの三人に落ち着いたアラベスクですが、このアルバムから新生アラベスクとして新たなステップを踏み出したといえるでしょう。 これまではディスコグループというイメージが強かった彼女たちですが、このアルバムではグッとポップスを意識した作りになっています。サウンド的にもギターやキーボードをフューチャーするなどバンド風の音作りもなされています。シングルカットされたのは「ハイ・ライフ」と「恋のペントハウス」。「恋の…」は当時ブームだった竹の子族の定番ソングだった様です。時代を感じます。 このアルバムの一番の聴き所といえば「哀愁のマリゴット」でしょう。当時世界的な成功を収めていたアバを彷彿とさせるような美しいメロディーのこの曲は、ファンの間でも人気の高い珠玉のポップバラードです。ミッシェーラの歌うバラードも結構味があって、アルバムの最後をキッチリ締めくくってます。 |
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このアルバムはアラベスクの魅力が最も良く生かされているというか、トータル的にカラーのはっきりした内容だと思います。ミステリアスな大人の雰囲気とも言える、そんな魅力がこのアルバムにはあります。このジャケット写真は「JAPAN TOUR 1981」のパンフの表紙にも使用されました。また、このアルバムから、これまでのアルバムのスタイル(A面に6曲、B面に4曲)をやめ、A面、B面とも5曲ずつと言うスタイルをラスト・アルバムまで貫くことになります。 シングル化されたのは「さわやかメイク・ラブ」と「ミッドナイト・ダンサー」。「さわやか…」は歌詞がかなり刺激的。「ミッドナイト…」は一緒に「アハ、アハ」とかけ声が出てしまう位インパクトのある曲。 |
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アラベスク初のベストにして、最高の売上を記録したアルバムであります。オリコン総合チャート2位、売上約50万枚。この年、洋楽アーティスト部門でアラベスクは売上トップに踊り出ました。そして僅差で2位となったのが、あのノーランズ!「ダンシング・シスター」や「セクシー・ミュージック」の大ヒットで一躍日本で大人気となったノーランズも、アラベスクお姉さま達には勝てなかったのですね。当時アラベスクの方がヒット曲を多く持っていたし、なんと言っても固定ファンの多さにかけてはノーランズなんか目じゃなかったのです。また、アラベスクのアルバムにはこれまでは対訳がなかったのですが、初めて歌詞カードに対訳がつきました。このアルバム以降は、ずっと対訳がつけられました。当時は「対訳」と言うと、売れるアルバムや人気アーチストのアルバムにしかつかなかったので、ようやく人気が証明されたのでしょうか。 |
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1981年、まさにアラベスクにとって人気、売上ともピークに達した年となりました。5月にプロモーション及び一般公演のため来日、それに合わせて新曲とベストアルバムが発売。折しもこの頃はノーランズの「ダンシング・シスター」の大ヒットで、にわかのキャンディ・ポップ・ブームが巻き起こっていたことも手伝って、絶好のタイミングでアラベスクに新たにスポットライトが当てられたのです。 このアルバムは彼女たちにとってオリジナルとしては最大のヒットとなりました(オリコンチャートNo.2!)。内容もかなりメジャー受けする曲が多くなったと言えるでしょう。シングルとなった恋にメリーゴーランド,ビリーズ・バーベキューはこれまでのアラベスクのシングルの中で最もコマーシャルな方に入るでしょう。ファンでなくてもこの2曲は聞いたことがあるという人は多いはずです。なかでもインディオ・ボーイはアルバムの中で最も異質で、アバの「悲しきフェルナンド」にも似た民族音楽的なスケールのある仕上がりになっています。アラベスクのアルバムの中では聴き込むほど味が出る一枚だと思います。 |
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1981年の来日公演によって、アラベスクは一般的にも知られるようになりました。その年の日本での売上は洋楽アーティストとして堂々の第1位!そして翌年の1982年、アラベスクは再び来日し、全国ツアーを行いました。約20日間で九州から北海道まで全15カ所で17回のコンサートを行ったのです。 この6作目は前作に比べてよりポップに徹した作品。彼女達らしい弾けるようなキャッチーな曲が多いのが特徴です。シングルとなったキャバレーロに夢中はスペインの闘牛士を連想させるような情熱的な曲。アルバムのオープニングを飾るにふさわしいナンバーです。気になる心変わり、愛しのストーリー・テラー、恋は魔法、幸せのジャックポットはある意味キャンディ・ポップの王道を行くような曲が続きます。幸せのジャックポットはシングルとして発売されました。一人ぼっちの二人、フラッシュ・イン・ザ・パンはコンサートやディスコで盛り上がりそうなダンサブルな曲。恋に待ちぼうけ、終幕はしっとりとしたバラード。 このアルバムのクレジットを見ると、キーボードになんとあのサンドラの夫マイケル・クレトゥの名前があります!この頃からサンドラと面識があったのですね。 |
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70年代後半から始まったディスコ・ブームも去り、洋楽界は大きな変革を迎えました。80年初頭からYMOを中心としたテクノサウンドが生まれ、音楽はよりテクノロジーを駆使したものへと変貌していきます。イギリスからはデュラン・デュランやカルチャー・クラブを中心としたニュー・ロマンティックと呼ばれる新時代のアーティストが続々と生まれました。その一方で、クリストファー・クロスやバーティ・ヒギンズ等のAOR勢も活躍するなど、多種多様な音楽ムーブメントが派生しました。日本では空前のアイドル・ブームが巻き起こったのもこの年からでした。 そんな1982年を締めくくるかの様にリリースされた7枚目のアルバムは正統派ポップスがずらりと並んだ内容になりました。このアナログ盤にはアラベスクの貴重なプライベート写真が掲載されています。幼少の頃からの写真もあって、かなりこれが面白い!サンドラは小さい頃からエクボがあるし、ジャスミンは昔から大人っぽい。ミッシェーラ…、かっ、かわいーい!一番変わったのはミッシェーラでした! |
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カラフル・アラベスク 1982.3.5 VIP-4145 |
企画物。ノンストップもので、今では特に珍しいものではないのですが、当時はミックス用の機器なんてあまり手に入らないし、そんなレコードも数少なかったのですから、これはかなり貴重物でした。加えて、レコード盤がレッドワックス仕様&特大カラーレーベル付き。とにかくファンとしてはこれを持ってるだけでも自慢できます。 内容は、今のノンストップ物の様にバリバリに加工されているわけではなく、単純に曲を繋いだだけではありますが、そこはやはり技術の無い分「繋ぎの妙技」が生かされています。曲が変わる時に不自然な感じにならないように、このアルバムでは、アラベスクの曲をよく理解してミックスしていると思います。「Part 1」ではテンポの早い曲、「Part 2」では遅めの曲と分けられているようです。「愛はゆれて」のギター・イントロから始まる所がニクイ!それから「ミッドナイト・ダンサー」の後に当時まだ未発表だった「ザンジバル」の間奏部が入ってたりして、ファンとしては嬉しい限りです。 |
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只今、コメント執筆中。 |
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アラベスクのライブ盤。今度はイエローのレコードで、またまた特大レーベル付きの限定盤。恐らく本物のコンサートはもっと臨場感や迫力のあるものだったに違いないのでしょうが・・・、やはりライブが見たかった!最後は「終幕」でしたね。加えて、このジャケットにはのけぞりました。多分上からサンドラ、ミッシェーラ、ジャスミンの唇でしょう。 |
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企画盤。今度はアラベスクがDJをして自分たちの曲を紹介していくという、ラジオ番組形式の内容です。 |
![]() 恋のルーザー 1983.12.5 VIP-28074 |
1983年、レコード業界は低迷し始めます。それはCDというやがてアナログ盤にとって変わるメディアが登場したことと、アイドル・ブームによって購買層が限られてきたことが考えられます。それ故、大ヒットと言ってもミリオンセラーになる曲は無く、以降音楽業界が現在の様にCD中心になるまでアナログ盤の売上は下降し続けます。
これまでシングル、アルバムともに必ずオリコンチャートのトップ100圏内にランクインしていたアラベスクも、この頃からヒットに恵まれなくなりました。と言っても、必ずしも曲が悪いわけではないのですが、時代の波には逆らえなかったのですね。
しかし、そんな状況の中このアルバムからはなんと4曲がシングルカットされています。アルバム収録曲もサウンド、曲調がかなりバラエティに富んでいて、「楽しませる」内容になっています。
天使と悪魔は当時海外でメジャーになりつつあったハイエナジー・ミュージック(のちにユーロビートとも呼ばれた)を取り入れたサウンドになっています。ところで、この頃のサンドラは木の実ナナに極似!と、当時よく言われていたそうです。未所持です。 |
![]() 恋はナイト・アンド・デイ 1984.12.16 VIP-28094 VDP-103(CD) |
文字通り「time to say "good bye"(さよならを言う時)」になってしまいました。この後、サンドラはヨーロッパを中心にビッグ・スターの道をまっしぐらに歩む事になるので、彼女にとっては、ベストな選択だったと思います。未所持です。 |
![]() ABBA vs. Arabesque 1984.1 VFC-7801〜10 (ビクター・ファミリー・クラブ) DISC1-5 ABBA ディスコメイト・レコード DISC6-10 ARABESQUE ビクター |
この商品は通販のみで販売された10枚組のLPレコードです。1〜5枚目がABBA、6〜10枚目がアラベスクという本当にものすごい企画だったようです。当時、アラベスクがアバと肩を並べるくらい人気があったといことを証明するアイテムです。未所持です。 |
![]() ベスト・コレクション 1984.5.21 VIP-28085 VDP-42(CD) |
このアルバムは、1984.8.21に『ハート・オン・ファイア/スーパー・ベスト』として、CDでも発売されました。タイトルこそ違いますが、『ベスト・コレクション』と収録曲や曲順はまったく同じです。ただ、ほんの少しジャケットのデザインが違うくらいです。収録曲は、後半にリリースされた曲を中心としたベストとなっています。未所持です。 |
![]() HELLO MR. MONKEY C/W BUGGY BOY 1978.4.5 VIP-2601 |
記念すべきデビュー・シングル、及びアラベスク最大のヒット曲。ディスコはもちろん、セールスやラジオリクエストに至るまであらゆるチャートの首位を総なめにしたビッグヒットとなりました。ジャケットには、結成当時のメンバーが映っています。 あのピンク・レディーも「ピンク・タイフーン」のB面でカバー(ライブ録音)していました。この曲もかなり人気を集め、当時としては珍しく両面ヒットしました。 | ![]() |
2ndプレスのジャケ違い。B面もヒットしたということで、B面の「バギー・ボーイ」の文字が大きくクローズ・アップされています。 |
![]() FRIDAY NIGHT C/W SOMEONE IS WAITING FOR YOU(貴方を待って) 1978.9.25 VIP-2653 |
1stアルバムからの2ndシングルで、「ハロー・ミスター・モンキー」に次ぐ売上を記録する大ヒットとなりました。あの「サタデーナイト・フィーバー」を意識しているのかは分かりませんが、「ハロー・〜」よりこちらの方が割とディスコ向けの作りになっている様な気がします。サビのポコポコというシンセ音が否応にも盛り上がる雰囲気を出しています。B面は名曲!アップテンポからメロウへメロディーの変化が絶妙!ちょっとセクシーなバックコーラスもGood!。また、この曲からラスト・シングル「恋はナイト・アンド・デイ」まで、アラベスクのシングルの作曲は、すべてジーン・フランクファーターが行うことになります。ジーンは、当時からドイツ国内において職業作家として活動していました。アラベスク以外にも、他のアーチストに楽曲やプロデュースをしています。 | ![]() |
この曲にも二種類のジャケットが存在します。こちらはジャケ違いの(たぶん)2ndプレス。やはり、これもB面の「貴方を待って」の文字が大きくクローズアップされています。「貴方を待って」も、これぞミュンヘン・サウンドといった感じの、ストリングスを多用した、A面にも優る人気曲です。未所持です。 |
![]() FLY HIGH C/W GIVE IT UP 1979.1.25 VIP-2695 |
原題は、「Fly High (Little Butterfly)」ということで、「サル」の次は「蝶」です。アルバム曲には、この後も「トラ」「ワニ」「ネコ」「オオカミ」と続きます。また、この曲には当初「蝶のように舞いながら」というタイトルがつけられていました。結局、このタイトルは一部のアルバム告示などに記載されただけで、「フライ・ハイ」が正式なタイトルとなったみたいです。 1st〜3rdまでのリード・ボーカルは、以前のメンバーによるものです。しかし、鼻にかかったような声は、サンドラの声と似ているので、後のコンサートなどでサンドラが歌っても、あまり違和感がなく聴くことが出来るように思います。 | ![]() ROCK ME AFTER MIDNIGHT(今夜もロック・ミー) C/W IN THE HEAT OF A DISCO-NIGHT 1979.7.5 VIP-2753 |
2ndアルバムからの第1弾シングル。ミッシェーラがリードをとっています。全体的にマイナー調のメロディーでまとめられており、大人のディスコ・ミュージックという感じ。セクシーで落ち着きのあるミッシェーラの声がよく生かされています。当時、音楽関係者の間でも人気の高かった曲。B面は対照的に、派手なサウンドとロック調のメロディーで踊らせてくれます! よく見るとメンバーにジャスミンが加入しているのが分かりますね。コーラスはメンバーのファルセットを用いているところが珍しい曲。ソロの部分は、結成当時からのメンバーであるミシェーラです。ジャケットには、両面ヒットを最初から予測してか?「ディスコ・フィーバー」と大きな文字で書かれています。メンバーは左から、ジャスミン、ミシェーラ、ハイクの3人で、ジャスミンがサンドラより一足早く加入しているのがわかります。 |
![]() PEPPERMINT JACK C/W LUCIFER'S LOVER 1979.10.25 VIP-2783 |
2ndプレスのジャケ違い。期待以上に売れたための再プレスなのでしょう。そして上下の端がカットされ、B面の「ルシファーズ・ラバー」の文字が大きくクローズアップされています。「ルシファーズ・ラバー」は、タイトル(「悪魔の恋人」という意味)通り、マイナーで、シャープな曲です。♪I WAS LUCIFER'S LOVER〜と、♪ON MY MIND, ON MY MIND〜で始まる二つのサビがあり、とてもカッコ良いしあがりになっています。 | ![]() |
この曲からサンドラが加入(メンバーがサンドラ、ミッシェーラ、ジャスミンとなってからの初シングル)。リード・ボーカルもほとんどをサンドラが取るようになりました。アラベスクの作品中最もアイドル色の大きい曲ではないでしょうか。曲は明るいのですが、詩の内容は「ペパーミント売りのおじさんが死んじゃって淋しいよ」というものです。「ハロー・ミスター・モンキー」を彷彿とさせるような脳天気系な楽曲であったためか、前作を大きく上回るヒットとなりました。このジャケットのサンドラ(当時17歳)はとても可愛いです。B面はミッシェーラがリードをとるハードでスピーディなロック。しかしサビは覚えやすくメロディアスな作りになっています。これもファンの間では人気のある曲。未所持です。 |
![]() HIGH LIFE C/W ROLLER STAR 1980.2.21 VIP-2811 |
3rdからの第1弾シングル。ジャケットはプロモーションで来日し、取材を受けた時のもののようです。いかにも正統派ポップスという感じの作りで、それでもツボをおさえた作りはさすがと言わざるをえません。変に凝った曲が多い今のミュージックシーンに比べると、この曲は単純明快。何も考えずに楽しめる曲だと思います。あの松田聖子もコンサートで、この曲をやったということです。B面は当時ブームだったローラー・ディスコを意識した作品。こちらもA面に勝とも劣らずの名曲です。 | ![]() PARTIES IN A PENTHOUSE(恋のペントハウス) C/W JINGLE JANGLE JOE 1980.6.5 VIPX-1509 |
3rdからの第2弾。これはまさに踊るための曲ではないでしょうか!イントロから手を振り上げたくなるほど、ダンサブルなメロディーが飛び出します。バックのかけ声も一緒に歌いたくなるほどGood!当時の竹の子族の踊りの定番ソングともなりました。B面の「Jingle Jangle Joe」は、「タレント・ショーで成功を収め、スターになった彼は遠くなってしまった」と言う内容で、歌詞には結構悲しいものがあるのです。サンドラの甘いボーカルがぴったりハマっています。西ドイツ版「木綿のハンカチーフ」!? |
![]() MAKE LOVE WHENEVER YOU CAN(さやわかメイク・ラブ) C/W I DON'T WANNA HAVE BREAKFAST WITH YOU(ひとりぼっちの朝食) 1980.10.21 VIPX-1539 |
4thからの第1弾。曲の方も、冒頭からいきなりこのフレーズが飛び出し、かなりインパクトのある作品になっています。アラベスクのシングル中お色気度No.1の異色作。B面は、スピーディーなサウンドとちょっと哀愁を帯びたメロディーが印象的なナンバー。 | ![]() MIDNIGHT DANCER C/W KEEP THE WOLF FROM THE DOOR(狼に気をつけて) 1981.2.5 VIPX-1559 |
4thからの第2弾シングル。ファンファーレの様なイントロから派手なストリングスへ、そしてサビメロがのっけから異常に盛り上げる、ダンスミュージックの真骨頂ともいえる作品。サンドラのボーカルが情熱的!この曲を聴くと一緒に「アハアハ」というかけ声が出てしまいます(笑)。B面はハードなロックナンバー。ここでもサンドラ、シャウトしまくりの大活躍でっす。この頃から、アラベスク(サンドラ)はアイドル路線まっしぐら! 2ndアルバムの裏ジャケではサンドラはたばこを吸っているのに、このジャケットではかなりぶりっ子(死語)しています。(この時、サンドラは17歳なんですけど、ドイツではタバコを吸ってもいい年齢なのかなぁ!?) |
![]() IN FOR A PENNY, IN FOR A POUND(恋にメリーゴーランド) C/W THE HERO OF MY LIFE(私のナイス・ヒーロー) 1981.5.21 VIPX-1572 |
5thからの第1弾、来日記念シングル。当時、ジャパン・ツアーで来日し、テレビ番組「夜のヒット・スタジオ」を初め、各メディアへの露出度も増えたおかげか、アラベスク第3のヒット曲となりました。スピード感あふれるギターサウンドに乗せてグイグイ引っ張っていくノリノリのナンバー。加えて起伏のあるメロディーがいっそう盛り上げます。B面はゆったりとしたオープニングから徐々に盛り上がるサウンドがナイス!。以降、アラベスクはこの手の曲調を多く取り入れるようになります。チャート上でも売上においても、「ハロー・ミスター・モンキー」「フライデイ・ナイト」以来のヒットとなりました。原題は「In For a Penny, In For a Pound」なのですが、ヨーロッパでは、省略して「In For a Penny」となりました。 | ![]() BILLY'S BARBEQUE C/W INDIO BOY 1981.8.21 VIPX-1586 |
5thからの第2弾。タイトルも面白いが、曲も面白い!。「みんなはビリーのバーベキューが好きなんだ」という本当に判りやすい歌詞です。トロピカルなサウンドに乗せて軽快でシンプルなメロディーが次々飛び出します。大人も子供も一緒に歌えるいわゆる「ファミリー・ソング」的な作品。これも異色作ですね。B面はガラリと変わって、アンデスの山を思わせる牧歌的なバラード。サンドラの声がまるでインディオの少女の様に聞こえます。 |
![]() HIT THE JACKPOT(幸せのジャックポット) C/W A FLASH IN THE PAN 1981.11.21 VIPX-1600 |
6thからの第1弾。8ビートに乗せた軽快なポップス。ちょっと懐かしめのサウンドが面白い味を出しています。英タイトルの「hit the jackpot」とは、「大儲けをする」という意味。これまでの曲に比べると、割とサラッと聴いてしまう感じですね。B面は久々ディスコで受けそうな作品。アバンギャルドなメロディーと間奏部の手拍子がバッチ・グーです(笑)。 | ![]() CABALLERO(キャバレーロに夢中) C/W TALL STORY TELLER(愛しのストーリー・テラー) 1982.3.21 VIPX-1627 |
6thアルバムからの第2弾、来日記念シングル。西部劇のテーマ曲のようなトランペットのイントロから、哀愁を帯びたメロディーで始まり、一気に盛り上がる情熱的な曲。これも今までに無かったタイプの作品で、ズシズシ響く重いドラムビートが気分を高揚させます。ちなみに「きゃばれーろ」で、「キャバレー くちに夢中」ではありません(笑)。日本語にしてしまうと、お父さんが行く「キャバレーに夢中」みたいで変な感じがしますが、ここで言う「キャバレーロ」は男性の名前です。B面は明るくポップな作品。ちょっと変わったメロディーが楽しめます。闘牛を思わせる力強いファンファーレで始まるスペイン風楽曲。シングル・リリースに先駆けてLP『カラフル・アラベスク』にも収録されました。 |
![]() YOUNG FINGERS GET BURNT C/W ZANZIBAR 1982.7.21 VIPX-1651 |
7thからの第1弾シングル。タイトルからも分かる様に、ほのぼのしたポップスという感じの作品。ある意味「癒し系」の曲ともいえます。娘が恋のことを歌った曲。「お父さんも、お母さんも心配するけど、自分たちも子どもの時も、私と気持ちだったでしょ。最初のキスを覚えてる?みんな傷つきながら大人になっていくの」と言った歌詞です。コンサートでは、メンバーがそれぞれ、父親、母親、娘の人形を持ちながら歌いました。サンドラの「ハァーアーン」という声が妙にセクシーでかわゆい(笑)。B面は一転して、マイナーなメロディーとピアノ音が重厚な雰囲気を出している作品。囁く様な歌い方も印象的です。シングルのジャケットでは、久しぶりにミシェーラがフロントにいます。 | ![]() WHY NO REPLY(愛のリプライ) C/W DISCOVER ME 1982.11.21 VIPX-1677 |
7thからの第2弾。この曲は、これまでのアラベスクのイメージを覆すハードな内容となっています。曲は割とハードなロック調。重い雰囲気を持ったメロディーのこれも異色作。この頃のアラベスクは予想を裏切る小技を使ってますね(笑)。B面もロックなのですが、こちらはA面と大分雰囲気が違い、アメリカン・ロック的な力強さにあふれた作品になっています。ヨーロッパで成功を収めた後のサンドラにとっては、この当時のジャケットって恥ずかしいだろうなぁ。電話を持ってニコリなんて、当時のアイドルでもやんないよね。未所持です。 |
![]() PACK IT UP(あの愛をもう一度) C/W STUPID BOYS 1983.4.21 VIPX-1698 |
8thからの第1弾。これもアラベスクらしからぬ作品。ロッカバラードと呼んでいいのでしょうか?これまで一貫してポップでダンサブル路線だった彼女達ですが、初のバラード系シングルだと思います。このシングルを持ってる方、かなり貴重品ですよ!ジャケ写もいい感じだったし。B面は中近東っぽいメロディーが面白い、これもほのぼのしたレゲエタッチの軽快なポップスシングルなのに、何故か日本で発売されたどのCDにも未収録の、アラベスクの曲中、最も冷遇されている曲!75曲収録の『アラベスクのすべて』でさえも、収録が見送られたのは非常に残念。 | ![]() DANCE DANCE DANCE(気分もエアロビック) C/W SUNRISE IN YOUR EYES 1983.8.21 VIPX-1716 |
8thアルバムからの第2弾シングル。当時ブームだったエアロビクスをとりいれた作品。珍しくジャスミンのソロ(ほとんど台詞?)も聞かれます。エアロビクスということでジャスミンもようやく本領発揮か!?ジャケ写真も3人がタイツにフットウォーマー姿で踊ってます。曲は「みんなで踊ろう!」って感じのノリのいいダンスミュージック。ジャスミンが「1,2,3,4、ステップ、ステップ!」と、トレーナー役で特別参加してます(笑)。いい意味で弾けてる作品ですね。B面は軽快なサウンドにゆったりとしたメロディーが雄大さを感じさせる曲。 |
![]() LOSER PAYS THE PIPER(恋のルーザー) C/W ANGEL FACE(天使と悪魔) 1983.11.21 VIPX-1729 |
8thからの第3弾。イントロからして、これはまさにシュープリームスの「恋はあせらず」です!リズム、コード進行までそっくり!アラベスク初のパクリであることは間違いありません(笑)。まあでも、彼女達らしく消化し、自分たちのものにしているところはおみごと!遊び心にあふれた作品ですね。B面はサウンド面でシンセやキーボードを多用した、いわゆるハイエナジー・ミュージックを意識した作りになっています。こうして見ると、アラベスクも様々な流行や素材を取り入れているのが分かりますね。未所持です。 |
![]() HEART ON FIRE C/W YOU BETTER GET A MOVE ON(それならムーブ・オン) 1984.4.21 VIPX-1753 |
8thからの第4弾。ミッシェーラがリードをとるロックナンバー。サウンドはギターとキーボードにストリングスが加わった、比較的アラベスク初期の音に近いですね。ドライブミュージックにぴったりの疾走感のある作品。B面は、これぞアラベスクサウンド!と言えるポップでダンサブルな作品。イントロからサビまで弾けまくってます。未所持です。 |
![]() TIME TO SAY -GOODBYE-(恋はナイト・アンド・デイ) C/W SUNSET IN NEW YORK 1985.1.21 VIPX-1793 |
9thからのシングルカット。これがアラベスク最後のシングルとなりました。曲は重いビートとシンセベース、そしてパワフルなボーカルとハーモニーが一体となったハードなダンスミュージック。最後の締めくくりにパッと派手に盛り上がるのに最高の作品です。また、この曲はハイエナジー・チャートでもベスト10にランクインされ、アラベスク最後の本領発揮となりました。タイトル曲はCD未収録のエクステンディッド・バージョン!とは言っても、特別なアレンジが施されているわけではなく、物理的に長くしただけと言った感じなので、あまり期待しないように。B面は、ミッシェーラがメインのちょっとAORっぽいナンバー。哀愁あふれるメロディーをしっとりと歌い上げています。ファンにとっては、この曲に寂しさと切なさを感じざるを得ません。 | ![]() COLOUFUL ARABESQUE(NON STOP DIGEST) C/W COLOUFUL ARABESQUE(NON STOP DIGEST) 1982 V-9 |
来日記念プロモーション用特別テスト盤。LP『カラフル・アラベスク』をシングル用に編集したショート・バージョン。未所持です。 |